Craif、機械学習を用いた体液中マイクロRNAの解析に関する研究成果を第9回 Liquid Biopsy研究会にて発表

研究
2025.03.16

 Craif株式会社(所在地:東京都文京区、CEO:小野瀨 隆一、以下Craif)は、第9回 Liquid Biopsy研究会にて、機械学習を用いた体液中マイクロRNAの解析に関する研究成果「Small RNA-seqを用いた体液中miRNA解析におけるバッチ効果補正」を発表したことをお知らせいたします。従来から高い精度を誇る弊社の体液バイオマーカー解析技術を、さらに一段高い精度へと押し上げるブレークスルーとして、大きな期待が寄せられています。Craifでは、今回のブレークスルーを足がかりに、AI解析技術を用いた高精度リキッドバイオプシーの実用化・普及に向けてさらに研究開発を加速していきます。Craifは今後も、がんの予防・早期発見に向けた新しい取り組みを広く届けることで、当社のミッションである“人々が天寿を全うする社会の実現”に挑戦してまいります。

■ 研究成果のポイント

測定誤差を極限まで低減することによる検査精度のさらなる向上
Small RNA-seqを用いた体液中のマイクロRNA(miRNA)解析において、測定ごとに生じる誤差(バッチ効果)をさらに低減する新しい補正方法を開発しました。これにより、体液中のマイクロRNAの高精度なAI解析がさらに一段と安定化されることが期待されます。
未知データへも柔軟に対応可能
同一検体を繰り返し測定したデータと機械学習(AI)を組み合わせることで、今回開発した補正方法は新たに取得した未知データにも適用可能となります。測定するたびに変動しがちな誤差を最小限に抑えることで、臨床現場で扱われるさまざまな検体にも安定した精度を提供できます。

リキッドバイオプシーの臨床応用に向けたブレークスルー
核酸解析における測定バッチの精度管理は、業界全体にとって重要かつ難易度の高いテーマです。Craifが開発した先進的なデータ解析手法は、この課題の解決を大きく前進させることが期待されます。AIによる高精度リキッドバイオプシー解析のプラットフォームとして、より確度の高いがん検査の実現に寄与すると考えられます。

■ 研究概要

体液中に含まれるマイクロRNAは、血液や尿を調べるだけで体内の変化を捉えられるため、痛みを伴わないがんの早期発見法として注目されています。しかし、体液中のマイクロRNAは極めて微量であるため、測定ごとに生じるわずかな誤差(バッチ効果)の影響が無視できません。従来の技術では、すでに持っているデータにはバッチ効果に対する誤差補正を適用できますが、新しく取得した未知データには適切な補正が難しいケースがあり、精度や検査歩留まりを安定化することが難しいという課題がありました。本研究では、同一検体を繰り返し測定したデータと機械学習(AI)を組み合わせ、未知データにも対応可能なバッチ効果補正技術を開発しました。これにより、測定誤差を従来以上に抑えられるため、がんの早期発見に寄与する体液バイオマーカー解析のさらなる高精度化が期待されます。

■ 第9回 Liquid Biopsy研究会について

・開催期間:2025年2月7日(金)~2025年2月8日(土)
・開催地:東京都新宿区
・公式ホームページ:https://muraa9.wixsite.com/liquidbiopsy

■ Craifについて

Craifは、2018年創業の名古屋大学発ベンチャー企業です。尿などの簡単に採取できる体液中から、マイクロRNAをはじめとする病気に関連した生体物質を高い精度で検出する基盤技術「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」を有しています。CraifはNANO IP®︎を用いてがんの早期発見や一人ひとりに合わせた医療を実現するための検査の開発に取り組んでいます。

【会社概要】
社名:Craif株式会社(読み:クライフ、英語表記:Craif Inc.)
代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
設立:2018年5月
資本金:1億円(2024年3月1日現在)
事業:がん領域を中心とした疾患の早期発見や個別化医療の実現に向けた次世代検査の研究・開発、尿がん検査「マイシグナルシリーズ」の提供
本社:東京都文京区湯島2-25-7 ITP本郷オフィス5F
URL:https://craif.com/

マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。

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