マイシグナル
検査結果がもっと分かりやすく。マイシグナル・スキャン®︎ 検査結果報告書リニューアルのお知らせ
- 公開日: 7/30/2025
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- 最終更新日: 7/30/2025

2025年7月28日より、マイシグナル・スキャンの検査結果報告書を約2年ぶりに大幅リニューアルしました。
今回のリニューアルでは、ご利用者様からいただいた声をもとに、「検査結果を、もっと分かりやすく」することに注力いたしました。
本記事では、新しくなった検査結果報告書のポイントと、リニューアルに込めた想いをご紹介します。

目次
マイシグナル・スキャンとは
マイシグナル・スキャンは、尿に含まれるマイクロRNAを調べることで、最大10種のがんリスクを判定できる検査です。
尿のマイクロRNA検査は、従来の検診手法では早期発見が困難とされていたすい臓がんを92.9%の感度で検出できたと論文発表されており、早期発見が得意な新しいがんリスク検査です。

*なぜマイクロRNAでがんリスクが分かるのか、別記事にて詳細を説明しています。興味をお持ちの方はぜひ下記の記事をご覧ください。
【ノーベル賞で話題】マイクロRNAとは?どこよりもわかりやすく、そのすごさを解説
【ノーベル賞で注目】尿のマイクロRNAを実用化、マイシグナル・スキャン開発秘話
新しい検査結果報告書の4つのポイント
ポイント1:ひと目で分かる「総合結果」

全部位の検査結果がひと目で分かるよう、総合結果のページを新設しました。
また、リスクが高いと判定された方には、推奨される診療科を記載し、速やかに次のステップへ進めるようご案内するようにしています。

さらに、リスクに応じた今後の対応を、イラストや図を用いて分かりやすく解説するページを設けました。
「どの検査を受ければ良いか」をがん種ごとに示しているため、迷わず次のアクションを検討いただけます。
ポイント2:より深く知る「がん種ごとの詳細結果」

がん種ごとに、詳細な結果を説明するページを設けています。
詳細ページでは、各がんに関連するマイクロRNAの測定結果など、ご自身の「今のがんリスク」を細かく把握できます。

それぞれの数値やグラフが何を意味するのか、詳細を解説する「結果表の見方」ページも新たにご用意しました。
ポイント3:生活習慣を見直す「将来のがんリスク」

マイシグナル・スキャンの検査結果報告書と別冊で、将来のがんリスクが分かる「マイシグナル・プロファイル 検査結果報告書」を同封しています。
がんの発症要因の約7割は、生活習慣などの環境要因と言われています。
本冊子では申し込み時の回答を元に、将来のがんリスク(他の方と比較して、将来がんに罹患しやすいか)を3段階で判定しています。
ポイント4:疑問を解消する「補足説明資料」

ご利用者様のご不明点をスピーディーに解決するため、よくいただく質問をまとめた冊子を同封しています。
本冊子に加えて、ご不明点な点があればカスタマーサポートにもお気軽にご相談いただけます。
検査結果報告書リニューアルに込めた想い
専門的な検査だからこそ、なるべく分かりやすく
マイシグナル・スキャン®は、尿に含まれるマイクロRNAをAIで解析し、がんリスクを判定する「リキッドバイオプシー」と呼ばれる次世代の検査です。
最新技術を用いた検査で工程も複雑なため、直感的に検査の仕組みが分かりにくい側面があります。
だからこそ、検査の仕組みや工程についてより詳細にご説明したいと考えました。
検査の詳細を理解いただいた上で、より安心してご自身の検査結果をご覧いただけるよう、検査の仕組みや流れを、イラストを交えて分かりやすく解説しています。
本記事でも一部を抜粋してご紹介させていただきます。

①検査の仕組み(マイクロRNAを測定して、どのようにがんリスクを判定しているのか)
数十種類のマイクロRNAは、がん種ごとに「健康な人」と「がん患者」の尿で検出量が有意に異なることが分かっています。
当社では数千人以上の尿のデータを元に「健康な人」と「がん患者」がどの程度違うのかを解析してきました。

その上で、あなたの尿に含まれるマイクロRNAの検出パターンが「健康な人」と「がん患者」のどちらに近いかを解析し、がん種別に高い精度でリスクを判定しています。

②検査の流れ
当社の検査は、医療機関にもマイシグナルを提供するにあたり、登録衛生検査所認可を取得し、規定に則った管理体制を構築しています(登録衛生検査所 名 第35号)。
以下のような検査プロセスを経て、皆さまに結果をお返ししています。

ご利用者様の声に寄り添ったデザイン
今回のリニューアルに際しては、過去の利用者さま約100名へのアンケート及びインタビューを行い、結果表で分かりづらいと感じられた内容をヒアリングさせていただきました。
特にインタビューでは、我々が気づいていなかったお困りごとが多く見つかり、リニューアル内容にも反映されました。

今後も「分かりやすい検査結果報告書」を目指して日々改善を進めてまいりますので、引き続きマイシグナル・スキャンをどうぞよろしくお願いいたします。
\すい臓がんもステージ1から/
尿でがんのリスク検査
「マイシグナル・スキャン」
尿のマイクロRNAを調べ、がんリスクをステージ1から判定。早期発見が難しいとされるすい臓がんをはじめ、日本のがん死亡総数の約7割を占める7つのがんリスク※を、⼀度でがん種別に調べます。
- ※ 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く
この記事の監修者

水沼 未雅
博士(薬学)、薬剤師
京都大学薬学部卒業。東京大学大学院 薬学系研究科にて博士号(薬学)取得。アストラゼネカ株式会社のメディカルアフェアーズ部門にて、新製品の上市準備、メディカル戦略策定、研究企画、学術コミュニケーション等を経験後、Craifにて事業開発に従事。