よくあるご質問
マイシグナル・スキャンの精度はどのくらいですか?
弊社の研究成果として公開されている論文や学会発表において、マイシグナル・スキャンで利用している尿マイクロRNA検査の感度(※1)と特異度(※2)は下記のとおりです。
◾️ がん種別の感度・特異度
【すい臓がん】
早期がん(ステージⅠ/ⅡA) 感度92.9% 特異度92.9%
進行がん(ステージⅡB/Ⅲ/Ⅳ) 感度85.8% 特異度92.9%
掲載日 | 2024年10月 |
|---|---|
媒体 | eClinicalMedicine(The Lancet姉妹誌) |
タイトル | A noninvasive urinary microRNA-based assay for the detection of pancreatic cancer from early to late stages: a case control study |
URL | https://www.thelancet.com/journals/eclinm/article/PIIS2589-5370(24)00515-7 |
共同研究機関 | 北斗病院・北海道大学・川崎医科大学・鹿児島大学・熊谷総合病院・国立がん研究センター中央病院 |
【卵巣がん】
感度98% 特異度92%
出典 | Urinary MicroRNAs as Biomarkers for Early Detection of Ovarian Cancer. 欧州臨床腫瘍学会 (ESMO Congress). 2021 Sep. |
|---|---|
共同研究機関 | 千葉大学 |
【胃がん】
訓練データ(クロスバリデーションによる評価)(※3)
早期がん(ステージ0/Ⅰ)感度84.7% 特異度83.0%
進行がん(ステージⅡ/Ⅲ/Ⅳ)感度77.8% 特異度83.0%
テストデータ(※4)
早期がん(ステージ0/Ⅰ)感度83.7% 特異度69.0%
進行がん(ステージⅡ/Ⅲ/Ⅳ)感度66.7% 特異度69.0%
出典 | 尿中miRNAを用いた早期胃がん検出アッセイの開発と検証. 第13回AACR-JCA合同カンファレンス. 2025 Feb. Maui, Hawaii, USA. |
|---|---|
共同研究機関 | 国立がん研究センター東病院 |
【食道がん】
訓練データ(クロスバリデーションによる評価)
感度84.3% 特異度80.4%
テストデータ
感度82% 特異度67.8%
出典 | 早期食道がん検出のための尿中エクソソームmiRNA診断パネルの開発と検証. 第32回欧州消化器病週間 (UEG Week 2024) . 2024 Oct. Vienna, Austria. |
|---|---|
共同研究機関 | 国立がん研究センター東病院・東京都立多摩総合医療センター・東京科学大学(旧 東京医科歯科大学) |
【肺がん】
訓練データ(クロスバリデーションによる評価)
感度90.9% 特異度84.0%
テストデータ
感度88.6% 特異度87.1%
出典 | 肺癌の早期発見のための尿中microRNAを用いた検査法の開発. 第65回日本肺癌学会学術集会. 2024 Oct. Yokohama, Japan. |
|---|---|
共同研究機関 | 東京慈恵会医科大学・市立東大阪医療センター |
【大腸がん】
感度90% 特異度92%
出典 | 尿中miRNAを用いた10種類の早期がんスクリーニングアッセイの開発. 第30回日本がん検診・診断学会総会. 2022 Sep. Chiyoda, Japan. |
|---|---|
共同研究機関 | 横浜国立大学 |
【乳がん】
感度80% 特異度83%
出典 | 尿中miRNAを用いた10種類の早期がんスクリーニングアッセイの開発. 第30回日本がん検診・診断学会総会. 2022 Sep. Chiyoda, Japan. |
|---|---|
共同研究機関 | 横浜国立大学 |
【前立腺がん】
感度87% 特異度89%
出典 | 尿中miRNAを用いた10種類の早期がんスクリーニングアッセイの開発. 第30回日本がん検診・診断学会総会. 2022 Sep. Chiyoda, Japan. |
|---|---|
共同研究機関 | 横浜国立大学 |
【腎臓がん】
感度90% 特異度92%
出典 | 尿中miRNAを用いた10種類の早期がんスクリーニングアッセイの開発. 第30回日本がん検診・診断学会総会. 2022 Sep. Chiyoda, Japan. |
|---|---|
共同研究機関 | 横浜国立大学 |
【膀胱がん(尿路上皮がん)】
感度94% 特異度85%
出典 | Urinary microRNAs as biomarkers for early detection of urothelial cancer. 米国がん学会年次総会 (AACR Annual Meeting). 2021 Apr. |
|---|---|
共同研究機関 | 横浜国立大学 |
上記の数値は、あくまで研究時の評価結果であり、すべての状況で同等の性能を保証するものではありません。がん検査の精度に関する詳細は、下記の関連記事でも詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
関連記事|がん検査の精度とは?感度・特異度・陽性的中率から考える
関連記事|マイシグナル・スキャンの精度は信頼できる?2つの根拠と病院検査との違いを解説
マイシグナル・スキャンは、がんリスクを判定するスクリーニング検査です。日本のがん死亡総数の約8割※5を占める10種のがんリスク※6をまとめて、がんの種類別にステージ1から検知することができます。
※1 感度:病気のある人を正しく、「病気がある(陽性)」と判定できる割合
※2 特異度:病気のない人を正しく、「病気がない(陰性)」と判定できる割合
※3 訓練データ(クロスバリデーションによる評価):モデル開発時に使用したデータを複数回に分けて学習と内部評価を行い、その平均的な性能を示しています。
※4 テストデータ:訓練データに使用していない別のデータを用いて性能を確認した結果を示しています。
※5 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く。がんの死亡率については2021国立がん研究センターのホームページより。
※6 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります。



