活用事例
追加検査受け入れ医療機関事例【お茶の水駅前生活習慣病クリニック×杏雲堂病院】 – 地域での病診連携を活かした安心の患者体験を。クリニックで叶える追加検査受け入れ
- 公開日: 8/17/2026
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- 最終更新日: 8/21/2026

今回は、マイシグナル追加検査受け入れ機関であるお茶の水駅前生活習慣病クリニックと、その病診連携先である杏雲堂病院を取材しました。
お茶の水駅前生活習慣病クリニック(東京都千代田区)は、生活習慣病の専門的な診療に加え、健診や自費検査などの予防医療にも力を入れているクリニックです。2025年9月にマイシグナルを導入し、2026年4月からは、他の医療機関や薬局、オンラインなどでマイシグナルを受検した方も相談できる「マイシグナル結果相談窓口」を開設しています。
同クリニックでは、検査結果の説明や問診を行い、追加検査の必要性を判断したうえで、院内で実施できない検査については杏雲堂病院へ患者様を紹介しています。
杏雲堂病院(東京都千代田区)は、CTやMRIなどの検査設備を備え、地域のクリニックとの連携を重視する中規模病院です。
患者様に身近なクリニックと、専門的な検査を担う病院。それぞれの強みを生かすことで、クリニックでの結果相談から、必要に応じた追加検査への案内まで、一貫して患者様を支援しています。
今回は、お茶の水駅前生活習慣病クリニックでマイシグナル結果相談窓口を担当する渡邊由衣氏と、杏雲堂病院患者サポート室・室長の川本潤氏に、生活習慣病診療におけるマイシグナルの活用や、病診連携による追加検査の受け入れ体制について伺いました。

マイシグナル受検後の追加検査・診察に対応。県外からの来院も
──マイシグナルを導入したきっかけを教えてください。
渡邊氏:当院は生活習慣病専門のクリニックですが、生活習慣病の患者様の中には、がんリスクが高い方も少なくありません。生活習慣とがんの両面から患者様にアプローチできると考え、マイシグナルを導入しました。
──どのような患者様にマイシグナルをおすすめしていますか。
渡邊氏:40歳や50歳の節目のタイミングで「がんが気になる」という方が多いので、診察時にそういったご相談を受けた際は「うちではこういう検査をやっていますよ」とご案内しています。
クリニックの待合室で流れている動画や置いてあるパンフレットを見て「あの検査ってなんですか?」と聞かれることも多いですね。

──マイシグナル受検後の追加検査・診察において、どのような対応をされていますか。
渡邊氏:他院や薬局、オンラインでマイシグナルを受け、中高リスク判定が出た方からの相談を受け付けています。埼玉や千葉など、他県からいらっしゃる患者様も多いです。
結果表を案内する際は、ただ結果を案内するのではなく、なぜマイシグナルの検査を受けたのか、検査を受けた経緯を聞くようにしています。そうすることで、より患者様に寄り添った案内ができると思っています。
マイシグナルが、健康に向き合うきっかけに
──他のがんリスク検査がある中で、マイシグナルという検査についてどうお考えですか。
川本氏:マイシグナルは「早期発見に強い点」「一般的ながん検診の対象でないがんリスクも調べられる点」「手軽である点」で新しい検査として興味を持っています。
腫瘍マーカーや腹部超音波検査では、なかなか早期がんを見つけるのは難しいです。PET-CTは費用や身体的な負担から、気軽に受けられる検査ではないですよね。そのため、これら臓器のがんリスクが早期でわかるマイシグナルは、検診と精密検査の中間に位置する、気軽なスクリーニング検査としてニーズがあると思います。「一般検診だけでいいのかな」というような健康意識が高い方が多い中で、被ばくや痛みが嫌だという方に対してのスクリーニング検査という形で今後確立していくのではないかと思います。
渡邊氏:マイシグナルは質問項目がしっかりしているので、「この生活習慣がこのがんにも関係するのか」と、患者様が自身の生活習慣や体質を意識するきっかけになっています。実際に、肺がんの中高リスク判定が出て相談窓口を受診された方が、このタイミングをきっかけに当院の禁煙外来に通院を開始してくださるなど、健康づくりに活用されています。
「忙しい」「がん検査はつらそうだからやりたくない」など、がんに対する備えを諦めていた方が、がんと向き合うきっかけとしてマイシグナルは有用だと感じています。

病診連携で叶える、クリニックでの追加検査受け入れ
──追加検査の受け入れ体制を構築するにあたり、杏雲堂病院と連携された背景(経緯)を教えてください。
渡邊氏:当院では実施できない内視鏡検査等について、設備のある医療機関にサポートいただける体制が必要と考え、日頃よりお世話になっていて信頼できる杏雲堂病院さんにご協力いただけないか打診し、ご快諾いただきました。
──お茶の水駅前生活習慣病クリニックからの精密検査受け入れに際して、何か懸念点はありましたか。それを踏まえて、現状はどのようなフローで精密検査を案内されていますか。
川本氏:直接の受け入れ窓口を担う場合、当院のコールセンターでは受検者様の状況に応じた適切な受診案内を行うことが難しい点が懸念材料でした。
今回、お茶の水駅前生活習慣病クリニック様でその判断をしてから紹介いただけるとのことで、連携が実現しました。また、精密検査後の説明やフォローアップ等もお任せできるとのことで、安心してお引き受けすることができました。
渡邊氏:スムーズな検査に繋げられるよう、各臓器ごとに中高リスク判定が出た方の案内フローを整備しました。そもそもCT検査での被ばくや内視鏡への抵抗感からマイシグナルを選んだ方も多い中で、しっかり精密検査の必要性を見極めるという医療のスタンダードからずれない運用を重視しています。

──地域での医療連携に関する取り組みについて教えてください。
川本氏:当院では、地域の先生方が気軽に相談できるよう、医師直通の電話をホットラインとして設けています。中規模病院として、地域のクリニックと距離の近い連携を大切にしています。
渡邊氏:私も日頃から活用しています。クリニックでは対応が難しい患者様もいらっしゃいますが、いきなり大学病院へ紹介するというのはハードルが高い場面もあります。地域の中で安心して相談・紹介できる受け入れ先があることは、日々の診療において非常にありがたいです。
──そうした密な連携の中で、マイシグナルはどのような位置づけになるとお考えですか。
川本氏:マイシグナルは地域連携においても、クリニックと精密検査を担う病院をつなぐ入口として、非常に相性のよい位置づけだと思います。クリニックが結果説明や問診を行い、追加検査の必要性を判断したうえで、必要な患者様を中規模病院へつなぐという流れが、地域医療の役割分担にうまくはまると考えています。大学病院と違い、当院のような中規模病院では精密検査の枠は意外と空きがあり、MRIやCTであれば1週間くらいで受けられます。精密検査が必要な方にはスムーズな案内ができるような状態になっています。

──最後に、マイシグナルの導入や、病診連携による体制構築を検討している他の医療機関へメッセージをお願いします。
川本氏:マイシグナルの受検後、クリニックで患者様の状況を丁寧に把握し、精密検査が必要なケースを設備のある病院へ繋いでいくという役割の分担は、多くの地域で展開できる仕組みだと考えています。当院も、ご紹介いただいた患者様をスピーディーに受け入れ、迅速な診断に結びつけたいと考えております。こうした病診連携の形がより一層広まっていくことを期待しています。
──貴重なお話をありがとうございました。
住所 東京都千代田区神田駿河台2-4-4 サンロイヤルビル4階
診療科 内科、循環器内科
渡邊由衣 医師(神経内科専門医)
住所 東京都千代田区神田駿河台1-8
診療科 総合内科(内科、糖尿病内科、呼吸器内科、循環器内科、消化器内科)、腫瘍内科、泌尿器科、消化器外科、婦人科、乳腺外科、整形外科、放射線科、リハビリテーション科、病理診断科、麻酔科
川本潤 医師(患者サポート室・室長)
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この記事の監修者

博士(薬学)、薬剤師
京都大学薬学部卒業。東京大学大学院 薬学系研究科にて博士号(薬学)取得。アストラゼネカ株式会社のメディカルアフェアーズ部門にて、新製品の上市準備、メディカル戦略策定、研究企画、学術コミュニケーション等を経験後、Craifにて事業開発に従事。
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