マイシグナル
がんリスク検査 マイシグナル® 受検体験談 (59歳男性) – 家系的にすい臓がんが気になっていたが、気になる検査結果は?
- 公開日: 5/28/2024
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- 最終更新日: 8/2/2024
もうすぐ還暦を迎える木之内由伸さん(59歳・仮名)。34年間、塾講師として多くの子ども達のサポートを行なってこられました。昨年閉塾された後、地域活動への参加や、奥様と過ごす時間を増やすなど、プライベートを楽しまれています。
木之内さん宅の隣には、お母様が生前にお住まいだった家があります。
「今でも、玄関が開いて母が声をかけてくれそうな気がするんです。」
木之内さんのお母様は、昨年、すい臓がんで他界されました。闘病期間は4年。
母親の突然のがん宣告、予想外の再発・転移、そして予想よりも早い死に、すい臓がんの怖さを誰よりも強く感じた木之内さん。毎年、健康診断を受け、がん検診もなるべく受けられているそうです。
そんな木之内さんに、今回、マイシグナル®を受けてもらいました。
\50歳を過ぎたらすい臓がんリスク検査/
自宅でできる、がんのリスク検査
マイシグナル®
50歳を過ぎるとすい臓がんの発症率が上昇。特に初期段階では症状がほとんど出ないため、病院に行くタイミングが遅くなってしまいがちです。 マイシグナル®なら自宅で尿を採取するだけで、すい臓がんのリスク検査ができます。
マイシグナル®の詳細はこちら目次
健康診断やがん検診はできる限り毎年受けている
──「マイシグナル®」はご存じでしたか?
唾液と尿からDNAなどを抽出して、がんのリスク検査ができるというのは知っていました。インターネットの記事で見たんですが、以前からがん検診に行くのが面倒だと思っていたので、奥さんと「簡単にできたらいいよね」と話していたんです。
──ご夫婦で興味を持っていただけて嬉しいです。がん検診や健康診断などは毎年受けられていますか?
健康診断は毎年受けています。昨年は、自治体の特定健診(※40~74歳を対象とした生活習慣病の予防のための健診)や、胃がん、肺がん、大腸がん検診を受けて、さらに前立腺がんの検査と腫瘍マーカーも受けました。腫瘍マーカーは参考程度と言われたんですが、念のため受けてみました。
──健康に気を使われているんですね。がん検診や健康診断で異常は特になかったでしょうか?
健康診断では毎回「要観察」になるんです。以前から脂肪肝と言われていて、運動をするように勧められています。それ以外は特に異常はありませんでした。
5~6年前に大腸がん検診の便潜血検査で陽性が出て、大腸の内視鏡検査を受けたことがあるんですが…下剤を大量に飲まないといけないのが本当にしんどくて。もう二度とやりたくないですね。
母がすい臓がんに 予想よりも早い経過に絶句
──木之内さんのご家族や親戚、ご友人などでがんになられた方はいらっしゃいますか?
母が4年前にすい臓がんと診断されて、昨年他界しました。
4年前のある日、突然「お腹が痛い」と言われて病院に連れて行ったんです。検査の結果、胆嚢あたりに異常があることがわかって、すぐに総合病院に転院になりました。
そこで「ステージⅠ~Ⅱぐらいのすい臓がんで、まだ初期だから手術で切除できると思う」と医師から伝えられました。
手術の結果、すい臓や胆管、十二指腸、大腸の一部を切除してがん細胞は取り除けたということでした。「よかったね」と言っていたんですが…手術の1年後に大腸に転移が見つかってしまって…。
もう1度手術して、手術後に抗がん剤治療や放射線治療が始まりました。食事が取れなくなるほど抗がん剤の副作用がきつく、薬剤を減らしたり変更したりしながら、小康状態を保っていたんです。
ところが、1年ほど前に急激に体調が悪くなり、身の回りのこともできなくなったので入院することに。ちょうどコロナ禍での入院で面会もできず、医師からは余命半年ぐらいと聞かされました。
「半年か…」とある程度覚悟していたんですが、入院中に母が新型コロナウイルスに感染してしまって一気に状態が悪くなってしまったんです。医師から電話で「今日か明日には(命が)危ない」と言われたんですが、面会ももちろんできないまま…。
翌日、医師から亡くなったと連絡が来ました。
──そうだったんですね…。看取りの場に立ち会えなかったのは本当にお辛かったかと。
きっと看取っていないからでしょうね。未だに母が亡くなったことを実感できていません。自宅の隣が母の家なんですが、今にもドアが開いて声をかけられそうな感じがするんです。一周忌も終わったのに、不思議な感じです。
母の死は予想していたよりも早かった。本当にすい臓がんは厄介ですね…。
自身も膵炎を経験 健康を意識した生活習慣に
──木之内さんご自身は、すい臓がんやその他のがんについて心配なことはありませんか?
20代後半で膵炎になったことがあるんです。若いころは毎晩のように飲み屋に行き、よくお酒を飲んでいたので、それが原因だったんだと思います。突然、腹痛が襲ってきて、それが痛いのなんのって…。即、救急車を呼んでもらって入院になりました。急性膵炎になってからは、お酒はほとんど飲まなくなりましたね。
急性膵炎を身をもって体験したこと、母のすい臓がんのこともあり、気を付けないといけないなと思っています。
──ご自身も膵炎のご経験があり、生活習慣を大きく変えられたんですね。
そうですね。以前は1日に1箱吸っていたタバコも、もう30年ほど吸っていないです。
運動習慣だけは身につかないままだったんですが、昨年、学習塾を閉めたのをきっかけにウォーキングを始めたんです。1日1万~1万5000歩ほど歩いています。
食生活も変わりましたね。塾講師をしているときは、夜9時すぎまで仕事をして、夜10時に夕食を食べ終わるような生活でした。その生活を34年間続けていたんですが、今は7~8時に夕食を食べる生活に変わりました。
歯を先に磨くようにして、夜9時以降はなにも食べないよう、間食しない生活を頑張って続けています。
できるならがん検診は受けたくない 気軽にできるマイシグナル®で複数がん種を一度に調べてもらいたい
──「マイシグナル®」のサービスを知って率直にどう思われましたか?
病院に行く時間がない人や気軽に検診を受けたい人にとって、すごくいいサービスだと思います。7つのがん検診を一度に受けることを考えると、マイシグナル®なら時間的にも労力的にも負担がだいぶ減りますね。胃がん検診でバリウムを飲んだり、大腸がん検診で大量の下剤を飲んだりするのは、本当に負担が大きいので避けたいです。
近くの病院でMRIで全身のがんを検査する方法があるらしいのですが、健康保険の適用外なので、自費で4~5万円ほどかかるそうです。マイシグナル®なら病院へ行かずとも身体的に負担のないリスク検査ができるので、費用的にも納得できる価格だと思います。
──最後に、検査に対する意気込みがあればぜひ!
全身をしっかり細かく調べてもらいたいと思います。
もし良からぬ部位が見つかったら、その先どうしたらいいんだろうという不安はありますが、昨年の健康診断やがん検診では大きな異常はなにもなかったので大丈夫だと思います。何事もないことを祈ります!
検査の手順については特に問題なし
検査キットが到着し、さっそく検査を受けてみた木之内さん。検査キットを使用した感想を伺いました。
──検査キットが届いてから検査を終えるまで、なにか問題はなかったでしょうか?
手順について特に問題はなく、尿検査自体も通常の健康診断と変わらないので、検査自体はスムーズに終えられました。QRコードを読み込んで、Web上で検査に必要な臨床情報を入力するのも、手軽でいいですね。
ただ、返送するときに戸惑ったことがありました。
──どのようなことに戸惑われましたか?
検体は郵便局のチルドゆうパックで送るようになっていたのですが、検査キットに同封されていた保冷剤の使いどころに悩みました。説明書には「冷蔵庫で検体を保冷することが難しい場合は、クッション封筒内に凍結済みの保冷剤を入れ、発送まで保冷状態を保ってください」とあったんですが、これを「自宅から郵便局まで行くのに時間がかかる場合は保冷剤を同封してね」ということかと思ったんです。
よく読むと、「自宅での検体の保管に冷蔵庫が使えないときに保冷剤を使ってね」ということだとわかったんですが、少し迷いましたね。
──保冷剤を使用する場面がわかりにくくて申し訳ありません。検体をご自宅の冷蔵庫で保冷いただいている場合は、保冷剤の同封は不要です。保冷剤の使用用途は、「冷蔵庫での保管が難しい場合における発送時点までの冷却用」になります。他に気になる点はなかったでしょうか?
他は特にないですね。検査の流れはイラスト付きの説明の用紙が入っていましたし、その通りにやれば大丈夫だと思います。
──ありがとうございます。結果が出るまで1か月ほどかかりますので、また結果が出たらお話を伺えればと思います。
リスクが高かったら…と心配。気になる検査結果は…
お母様がすい臓がんで亡くなられ、ご自身も膵炎の既往がある木之内さん。すい臓がんのリスクについて心配な様子でしたが、結果はどうだったのでしょうか?
──すい臓がんのリスクを気にされていましたが、結果はいかがでしたか…?
結果がどうなっているのか不安でしたが…すべて「低リスク」でした。
すい臓がんも「低リスク」でした!
──それはよかったです!結果についてわかりにくい点などはなかったでしょうか?
結果が数字やグラフで書かれていてわかりやすいですね。
すい臓がんは「パーソナルがんリスク」が100点中59点とやや高めでしたが、「マイクロRNAがんリスク」が100点中1点だったので、総合評価では「低リスク」となっていました。
家族歴があったことで「パーソナルがんリスク」が高めになったそうで、そのこともきちんと書かれていました。
すい臓がんも含めてすべて低リスクに安堵
──結果を見て率直な感想をお願いします。
すべて「低リスク」という結果で安心しました。妻とも「全部、低リスクでよかったね」と話していました。
ただ、すい臓がんの「パーソナルがんリスク」が高めだったので、いろいろ気を付けないといけないなと。お酒は今は飲まないので大丈夫なんですが、改めて痩せないといけないなと感じました。
──結果を踏まえて、改善しようと考えられるのは素晴らしいですね。ご自身のがん検査への向き合い方や生活習慣はどのように変わりそうですか?
ウォーキングを続けていて、休日もあちこち出かけています。ただ、運動量は増えたのに体重は変わらず…。でも、健康的な生活を送る必要性に気づけてよかったです。
がんも2人に1人から、3人に2人がなるような時代になってきたそうなので、「定期的にがんの検査は受けておかないと」と改めて思いました。
──そのように思ってもらえて嬉しいです。今回、このマイシグナル®を受けてみて良かったでしょうか?それとも受けないほうがよかったでしょうか?
ちょうど環境が変わってこれから忙しくなるというときだったので、個人的にベストなタイミングで検査を受けられたと思います。マイシグナル®は、病院に行かずに検査できるのがいいですね。時間がかからないことが、最も大きなメリットだと感じました。1度の検査で5つのがん(女性の場合は7つ)のリスクがまとめてわかるのは助かりますね。
パンフレットも充実していて、知りたい情報がQ&A方式で書かれていたのがわかりやすかったです。
妻ともマイシグナル®を受けられてよかったねと話していました。
希望としては、男性に多い前立腺がんが対象ではなかったので、一緒に調べられるようになればいいなと思います。
マイシグナル®は距離も時間も気にする必要なし
──マイシグナル®をどういう人におすすめしたいですか?
忙しい人、検査を簡単に受けたい人、複数のがんのリスクを手軽に調べたい人におすすめしたいですね。マイシグナル®なら時間的制約もなく、自分のタイミングで検査を受けられ、尿をとるだけで簡単に複数のがんのリスクを知ることができるのが良いと思います。
妻も受けてみてもいいかなと思いますね。今住んでいる市では、婦人科が市民病院と総合病院の2つしかなくて、みんな近隣の市に婦人科検診を受けに行くそうなんです。そうなると、どこの病院が評判がいいのかわからないし、受診先を探すのも大変です。さらに、たまたま受診した病院が良くなかったこともあったそうで…。検診に行くのも、自宅から病院までの往復の時間と検査の時間、待ち時間を考えると1日がかりですよね。
マイシグナル®なら、そういった時間や労力がかからないので、選択肢のひとつとしてありだと思います。
──マイシグナル®は、女性の場合だと乳がんと卵巣がんのリスクも検査できるので、奥様もぜひ一度検査されることをおすすめします。
マイシグナル®でがんに備える
マイシグナル®を受検し、5つのがんについて現在のリスクを知ることができた木之内さん。心配していたすい臓がんのリスクは「低リスク」、ほかの大腸・肺・胃・食道の4つのがんについても同様の結果でホッとされた様子でした。
2019年のデータでは、日本人が一生のうちにがんと診断される確率は、男性65.5%、女性51.2%となっています。(*1)男性では3人のうち2人、女性では2人に1人ががんになるリスクがあることを示しています。誰しもががんになる可能性がある時代です。
しかし、がんは不治の病ではなく、早期発見できれば治る可能性の高い病気です。自分のがんのリスクについて知っておくことは、命を守るために必要な行動と言えるでしょう。
「どのがんのリスクがどれぐらいあるのか」「その結果に対してどう行動すべきか」、これらの情報や知識を得ることは、自分や家族の命や人生を守ることにつながります。
唾液や尿だけで大腸・肺・胃・乳房・卵巣・すい臓・食道の7つのがんの遺伝的リスクや現在のリスクをチェックできる検査キット「マイシグナル」。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
- ※本記事は個人の感想です。
この記事の監修者
広田沙織
看護師 医療ライター兼ディレクター 医療ライターズ事務所メディペン所長 国立循環器病センター(現・国立循環器病研究センター)にて看護師として勤務。2016年より医療ライターとして医療関連のWebコンテンツ制作に関わり、1000記事以上の記事を執筆する。2020年に医療ライターズ事務所メディペンを立ち上げ、提携ライターと共にエビデンスに基づいた医療記事の執筆を行う。