活用事例
がんになる前提で、いつ気づくか。早期発見のために尿がん検査を導入【大和リース株式会社】
- 公開日: 5/6/2026
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- 最終更新日: 5/6/2026

大和リース株式会社
所在地:大阪市中央区
業種: 建築業・リース業
従業員数:2,317名
導入検査:マイシグナル・スキャン
大和リース株式会社は、「従業員の幸せ」と「会社の幸せ」をともに高めるため、ウェルビーイングや健康につながる福利厚生を積極的に展開しています。産業看護師が常駐する「健康管理室」の設置やフェムテックの活用などに加え、2024年5月から尿がん検査マイシグナルを導入し、従業員の健康意識向上とがん早期発見の仕組みづくりに取り組んでいます。
今回は、大和リース株式会社 上席執行役員・人事部長の佐伯 佳夫氏に、マイシグナル導入の背景や現場での活用方法、今後の展望についてお話を伺いました。
従業員の健康こそ企業経営の前提
──マイシグナルを導入したきっかけ、最初の印象について教えてください。
佐伯氏:企業の人的戦略を考えるフォーラムで2023年にマイシグナルを知り、科学的根拠のしっかりとしたマイクロRNAを活用した検査手法、がんリスクを部位ごとに検出できる点に魅力を感じました。ご担当者の論理的な説明にも納得し、知ってから数ヵ月で導入を決めました。
──健康経営や人的資本経営に注力する背景には、どのような考えがあるのでしょうか。
佐伯氏:大和ハウスグループが掲げる社是の1つに、「企業の前進は先づ従業員の生活環境の確立に直結すること」があります。つまり、従業員が健康に日々を過ごすことは企業経営の大前提とも言えるでしょう。
健康経営については大和ハウスグループ全体で推進しつつ、業態や規模に合わせて各社ごとに独自の取り組みを進めています。当社においても、健康経営やウェルビーイングにつなげるため、従業員目線で納得感のある福利厚生を充実させるよう心がけています。

がんになる前提で、いつ気づくことができるか
──福利厚生としてがんリスク検査を重要視する理由をお聞かせください。
佐伯氏:日本では2人に1人ががんに罹患し、3人に1人が亡くなる時代が到来しました。がん対策は、企業と従業員双方にとってトップクラスの重要課題ではないでしょうか。ここまで罹患率が高いのであれば、皆いつかは罹患する病気だと言っても差し支えないと思います。
「がんになる前提で、いつ気づくか」といった視点で対策する必要があることを痛感しています。がんは多くの従業員が関係するからこそ早期発見が大切だと考え、マイシグナルの導入を決めました。
ステージが進んだ状態で発覚することによる精神的・経済的な負担、治療の苦しみを考えたら、発見は早ければ早いほど良いはずです。早く見つければ軽度の治療で済む傾向があることも、伝えていきたいですね。
30代以下の若年層が受検しやすい自己負担額を設定
──マイシグナルの導入に際して、早期発見のために工夫していることは何でしょうか。
佐伯氏:比較的若い30代以下の世代は、がんへの関心がまだ低い傾向があります。しかし、女性は30歳を過ぎると乳がん罹患率が上がるなど節目の年齢層でもあり、啓発が重要です。
当社では、若い世代の早期発見に対する意識を高めるため、年齢層別の自己負担額でマイシグナルを導入しました。39歳以下は1万円、40歳以上は2万円でマイシグナルを受けられるようにし、差額を会社が負担しています。若手の自己負担を軽くすることで、受検のハードルを下げている点がポイントです。
まずは知ってもらうことが重要ですので、社内報や動画などさまざまなメディアで周知を図り、年代ごとの受検率も分析しています。結果として、30代の受検率は全体平均より高くなり、手応えを感じています。一方で20代の受検率は低く、今後は動画などを活用してさらに浸透させていくなどの取り組みを検討しています。
今後も早期発見の大切さを呼びかけ
──実際に検査を受けた従業員の方からはどのような反応がありましたか。
佐伯氏:自宅で採尿して送付するだけで検査できるため、通院の手間が省ける点が好評です。また、検査結果から生活習慣やリスク因子のフィードバックも得られるため、従業員が自身の健康リスクを知るきっかけにもなっています。
──最後に、マイシグナルの活用について、今後の展望を教えてください。
佐伯氏:早期発見の大切さをより一層従業員に呼びかけ、全体の受検率を向上させていくことが目標です。今後は40歳以上の負担軽減も検討しつつ、より多くの従業員に継続的な受検を促す予定です。
健康保険組合と連携し、がんリテラシー向上のための情報発信やツール活用にも力を入れることも検討しています。プッシュ型の情報提供を続ければ、定期的な受検のペースを作っていけるかもしれません。今後も早期発見の大切さを伝え続けたいと思います。
──貴重なお話をありがとうございました。
インタビュー動画
- ※マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に代わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。
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この記事の監修者

博士(薬学)、薬剤師
京都大学薬学部卒業。東京大学大学院 薬学系研究科にて博士号(薬学)取得。アストラゼネカ株式会社のメディカルアフェアーズ部門にて、新製品の上市準備、メディカル戦略策定、研究企画、学術コミュニケーション等を経験後、Craifにて事業開発に従事。
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