マイシグナル

体験談

マイシグナルを社会に届けることが、がん当事者でもある自分の使命──ステージ4の腎臓がんと向き合いながら、私がCraifで働く理由

  • 公開日: 12/12/2025
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  • 最終更新日: 12/12/2025
    マイシグナルを社会に届けることが、がん当事者でもある自分の使命──ステージ4の腎臓がんと向き合いながら、私がCraifで働く理由

    Craif株式会社の佐野 翔一朗です。 私は現在、社員としてマイシグナルを社会に届ける活動をしていますが、同時にステージ4の腎臓がんと共存しながら生きるサバイバーでもあります。

    がんに罹ってから、どこかで他人事のように捉えていた「命」というテーマが、急に自分の人生の中心になりました。 そして、「ただ生きる」のではなく、「誰かの命を救うために生きる」ことが、私の新たな目標になりました。

    マイシグナルを手に取ってくださったあなたへ。

    なぜ私がこの事業に、本気で向き合っているのかを、少しだけお伝えさせてください。


    佐野 翔一朗 / 経営企画

    PROFILE
    名古屋大学卒業後、サントリーに入社し、サプライチェーン領域や経営管理・ファイナンスの業務に従事。
    海外駐在中にステージ4の腎臓がんが発覚。治療を経て、「早期発見の重要性」と「命に関わる技術を社会へ届ける意義」を強烈に認識し、Craif株式会社に参画。
    現在は経営企画・PRとして、事業推進・外部連携・社会実装の仕組みづくりを幅広く担い、マイシグナルを社会インフラへと育てるべく挑戦を続けている。

    \早期発見の難しいすい臓がんも対象/

    「尿」で10種のがんリスクを判定!
    マイシグナル・スキャン

    日本のがん死亡数の約8割を占める10種類のがん※を個別にリスク判定します。尿中のマイクロRNAをAI解析技術が評価され、すでに全国2000軒の医療機関でも導入されています。

    • 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く

    28歳、順風満帆な人生に訪れた突然の宣告

    私ががんの告知を受けたのは、28歳の時でした。 当時は大手飲料メーカーに勤務し、念願だったタイへの海外駐在が決まり、プライベートでは結婚したばかり。
    「自分は健康そのものだ」 そう信じて疑いませんでした。

    しかし、駐在がはじまって1年経過したタイミングで、違和感を感じ始めました。
    全身の倦怠感、そして続く鈍い身体の痛み。精密検査を行ったところ、担当医に開口一番、「家族はすぐ来られるか?」と聞かれ、こう告げられたのです。

    「あなたの状況は非常に深刻だ。95%の確率で悪性、おそらくステージ4だ」

    腎臓がんの5年生存率を検索すると、目に入ってきた数字は「15%」。 さらに日本帰国後、医師からは「治療をしなければ余命3ヶ月、治療をしても1年だろう」と宣告されました。

    今や「がんは2人に1人がなる時代」と言われます。もちろん一般的には年齢とともにリスクが上がる病気です。 しかし、私の経験が教えてくれたのは、「確率は低くても、ゼロではない」という事実でした。
    「若いから絶対に大丈夫」という保証はどこにもない。そのことを、身をもって知りました。

    命を救う技術を、社会に届ける側へ

    絶望的な状況でしたが、幸運なことに最新の免疫チェックポイント阻害薬が劇的に効き、私の腫瘍は奇跡的に縮小しました。

    治療による腫瘍縮小の推移(2023.12〜2024.5)肝臓の多発転移が著しく改善しているのがわかる。

    動けるようになった時、これからの人生を何のために使うべきか、改めて考えました。
    私はこうして一命を取り留めましたが、その一方で、闘病を共にした多くの仲間との別れも経験し、「進行してしまうと、今の医療ではどうしても救えない命がある」という現実を、痛いほど目の当たりにしてきました。

    この現実を、ただ見過ごすことはできませんでした。
    幸運にも生き延びることができている自分だからこそ、これからの人生は、誰かの未来を守るために使いたいと強く願うようになりました。

    そんな時出会ったのが、マイシグナルでした。
    私がこの事業に取り組もうと決めた最大の理由は、以下のような、このプロダクトが持つ「可能性」にあります。


    ①尿中のマイクロRNAをAIで解析するという独自の技術

    ②早期発見が難しいとされる膵臓がんでも、特異度・感度92.9%という高い精度

    ③名古屋大学発の技術として、共同研究や論文発表を通じて積み上げた確かな科学的根拠(エビデンス)


    自身ががん患者であり、命と向き合っている私にとって、中途半端な技術に関わることはできません。「この技術なら、世界のがん医療の常識を変えられるかもしれない」。そう確信したからこそ、私はこの技術を社会に届ける役割を担うことを決めました。

    がんの早期発見技術を「社会インフラ」にしたい

    この実現のために私が現在奔走しているのが、自治体や行政との連携です。

    がんは、早期に見つかれば生きられる確率を大きく高められます。しかし、多くの人が「忙しいから」「まだ大丈夫」と検査を先延ばしにし、気づけば進行してしまうのが現実です。 その「たまたま早く見つけられるかどうか」が運や偶然に左右されてしまう現状を、変えていきたいと考えています。

    しかし、個人の意識や行動力だけでは、この現状は変えられません。 だからこそ、行政と連携し、公的な仕組みの中にマイシグナルを組み込むことが必要だと考えています

    もちろん、新しい技術を公的な制度にするのは、決して簡単なことではありません。 現在はまだ、想いに共感してくださった一部の自治体様と、小さな一歩を踏み出したばかりの段階です。

    一人では実現できない大きな目標だからこそ、チーム一丸となって課題に向き合っています。

    ここから地道に実績を積み上げ、いずれは全国どこでも、まるで水道や電気のように当たり前に検査を受けられる状態をつくりたい。 気が遠くなるような長い道のりですが、それこそが私の目指す「社会インフラ」の形です。

    マイシグナルをご利用いただいた皆様へ

    マイシグナルを開発・提供する私たちは、「人々が天寿を全うできる社会」の実現を目指すチームです。 私自身はもちろん、大切な人をがんで亡くした経験を持つ者や、医療の限界を変えたいと願う者など、「誰かの命を救いたい」と本気で願う人間が集まり、真剣に取り組んでいます。

    私がここで働く理由はただ一つ。 私のような思いをする人を一人でも減らし、誰もが自分らしい人生を全うできる未来を、皆様にお届けしたい。その一心です。

    だからこそ、ぜひこれからも定期的な検査を続けていただければ嬉しいです。
    皆様が、大切なご家族や友人と、一日でも長く笑顔で過ごせるように。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました。

    \早期発見の難しいすい臓がんも対象/

    「尿」で10種のがんリスクを判定!
    マイシグナル・スキャン

    日本のがん死亡数の約8割を占める10種類のがん※を個別にリスク判定します。尿中のマイクロRNAをAI解析技術が評価され、すでに全国2000軒の医療機関でも導入されています。

    • 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く

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