マイシグナル
マイシグナルは怪しい?信頼できる理由やメリット・デメリットを徹底解説
- 公開日: 9/24/2025
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- 最終更新日: 10/2/2025

マイシグナルは新しい検査サービスであることから、「本当に信頼できるのか」「費用に見合うのか」といった声も少なくありません。
とくに、従来のがん検診や人間ドックと比較すると、これまでにない仕組みや費用感に戸惑いを感じる方が多いようです。
そこで本記事では、マイシグナルが怪しいといわれる理由と実態、3つのメリットについて詳しく解説します。
マイシグナルによってできることを正しく理解し、自分に合う検査かどうか検討してみてください。
目次
【がんリスク検査】マイシグナルが怪しいといわれる3つの理由と実態
マイシグナルが怪しいといわれる主な3つの理由は、以下の通りです。
- 精度に信頼性があるか疑問を感じる
- 確定診断ができない
- 費用が高く感じる
実態についても解説しているので、マイシグナルに疑問を感じている方は参考にしてみてください。
精度に信頼性があるか疑問を感じる
マイシグナルに対して「精度は本当に信頼できるのか」という声があるのも事実です。新しい技術を活用した検査であるため、まだ十分に理解されていないことが背景にあります。
マイシグナル・スキャンは、尿中のマイクロRNAをAIで解析し、がんリスクを検出する世界初※1の技術を採用。
開発根拠となった臨床研究では、ステージⅠやⅡAといった早期すい臓がんを92.9%の感度※2で捉えられたと報告しています。

健康診断でよく用いられるCA19-9の感度37.5%と比較しても、尿中マイクロRNA検査の検出性能が優れていることが明らかとなりました。
もちろん100%のがんを検出できるわけではありませんが、国際的に権威のある論文での研究発表からも、その精度の高さは十分に裏付けられています。
※1 尿×AI×マイクロRNAを用いたがんリスク検査サービスとして (第三者機関調査)
※2 病気のある人を正しく「病気がある(陽性)」と判断できる割合
出典:eClinicalMedicine 2024: 78: 102936.
確定診断ができない
マイシグナルはあくまでがんのリスクを調べる検査であり、がんと診断することはできません。結果が「リスクあり」と出ても、100%がんがあるわけではないのです。
しかし、がん検診や人間ドックに含まれる多くの検査も、同様に確定診断を行うものではなく、あくまで次の精密検査へとつなぐきっかけとしての役割を担っています。
違いとして重要なのは、健診で行う尿潜血や便潜血、PSAなどの検査は、学会やガイドラインで推奨されているという点です。
一方、マイシグナルは新しい技術を活用した検査であり、あくまで「がんリスク」の検出を目的としています。
とはいえ、マイシグナルはすい臓がんや卵巣がんなど、対策型がん検診などの対象に含まれていない部位のリスク※1も検出できるといったメリットもあります。
確定診断ができないから意味がないのではなく、医療機関の受診や精密検査へつなぐきっかけとして活用するのが、マイシグナルの正しい使い方です。
※1 マイシグナル・ライトではがん種の特定はできません
費用が高く感じる
マイシグナルの検査費用は、健康診断や市区町村の対策型がん検診と比べると高額に感じられるため、不安に思う方もいるでしょう。
しかし、その背景にはマイクロRNAやAIを活用した解析技術の研究開発コスト、検査精度を維持するための高度な管理体制などが含まれています。
病院で検査を受ける時間や手間、内視鏡検査などに置き換えることはできませんが、これらの検査に伴う身体的な負担を避けられる点も、マイシグナルの大きな価値といえるでしょう。
さらに、一度の検査で10種類のがんリスク※1を同時に調べられるため、1がん種あたりに換算すると、実質約6,589円(税込)から受検できる計算です。
価格だけでなく、受けやすさや対象となるがん種の幅広さもふまえて、納得できる検査かどうか検討してみてください。
※1 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります
マイシグナルの料金と特徴
マイシグナルは、目的や予算に応じて以下の4種類を展開しています。
種類 | 料金(税込) | 特徴 |
マイシグナル・スキャン | 定期便コース59,300円 1回のみ69,300円 | 10種類のがんリスク※3をステージ1から検出 |
マイシグナル・ライト | 1回のみ24,860円 しっかり定期便(6か月) 17,800円 あんしん定期便(12か月) 19,800円 | 全身の様々ながんリスクを手軽に調べる※4 |
マイシグナル・チェック | 1回のみ24,860円 定期便(3か月)16,800円 定期便(6か月)17,800円 定期便(12か月)19,800円 | がんの原因につながるDNAストレスを調べる |
マイシグナル・ナビ | 1回のみ28,600円 | 遺伝的になりやすいがんがわかる※5 |
ここでは、「自分に合った検査がどれか知りたい」という方に向けて、マイシグナルの特徴をわかりやすくご紹介します。
※3 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります
※4 がん種の特定はできません
※5 医療行為として実施される遺伝子検査は含まれません
マイシグナル・スキャン|10種類のがんリスクをステージ1から検出
マイシグナル・スキャンは、尿に含まれるマイクロRNAをAIで解析することで、がんのリスクをステージ1から検出できる世界初※1の検査です。
対象部位は、がん死亡数の約8割を占める※2すい臓・胃・大腸・肺・乳房・卵巣・食道・腎臓・膀胱・前立腺の計10種類※3です。
従来の検診では部位ごとに検査を受ける必要があり、時間や手間、身体的負担もかかっていました。しかし、マイシグナル・スキャンなら自宅で採尿して郵送するだけで、複数のがん種を一度にチェックできます。
すい臓がんや卵巣がんなど、対策型がん検診の対象とならない部位も含まれているため、がん種ごとにリスクを幅広く把握したい方におすすめです。
※1 尿×AI×マイクロRNAを用いたがんリスク検査サービスとして(第三者機関調査)
※2 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く
※3 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります
マイシグナル・ライト|全身の様々ながんリスクを幅広く検出
マイシグナル・ライトは、尿に排出される代謝物※1を測定し、全身の様々ながんリスクをステージ1から検出する検査です。
代謝物のひとつであるポリアミンは、がん細胞が増殖すると尿への排泄量が増え、従来の腫瘍マーカーよりも早期に変化が現れることがわかっています。
がん種の特定はできませんが、マイシグナル・スキャンの半額以下の費用で受けられるため、まずは「全身にがんリスクがあるかどうか」を知りたい方におすすめです。
※1 ジアセチルスペルミン
マイシグナル・チェック|がんの原因となり得るDNAストレス値を測定
マイシグナル・チェックは、DNAが傷ついたときに生じる物質を測定することで、がんの原因になり得る「DNAストレス値」を調べる検査です。
DNAストレスとは、喫煙や過度の飲酒・睡眠不足・精神的ストレスなど、日常生活の様々な要因によってDNAにかかるダメージを指します。こうした生活習慣が続き、DNAに傷が蓄積して修復が追いつかなくなると、あるとき突然がん細胞が出現するのです。
がんの発生要因は約7割が環境によるものであり、生活習慣の改善によってがんリスクが約40%低下したという報告もあります。
マイシグナル・チェックは、現在のがんリスクを調べる検査ではありませんが、「将来的にがんになりやすい状態かどうか」を知ることができます。
自分の健康管理の状態をモニタリングしたい方や、がんになりにくい体質を目指す方におすすめです。
出典:Prev Med(2012)54:122-116
マイシグナル・ナビ|遺伝子検査で将来のがんリスクを確認
マイシグナル・ナビは、体質的にがんが発生しやすい部位を「だ液」で調べる遺伝子検査です※1。
検査を受けるのは人生で1回だけ。今後気にするべきがん種や、一人ひとりに合ったがん対策をがん種別にお伝えします。
対象となるがん種は、マイシグナル・スキャンと同じ、すい臓・胃・大腸・肺・乳房・卵巣・食道・腎臓・膀胱・前立腺の10種類※2です。
がんの発症は生活習慣に加え、およそ3割は遺伝的な要因が関わっているといわれています。
だからこそ、マイシグナル・ナビで自分の遺伝的ながんリスクを知ることは、生活習慣を見直し、将来に備えるための大切なきっかけになるでしょう。
検査の結果、リスクが高いとわかった場合には、マイシグナル・スキャンやマイシグナル・ライトなどの検査を定期的に活用することで、経過を見守りながらがんリスクの早期発見につなげられます。
※1 医療行為として実施される遺伝子検査は含まれません
※2 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります
マイシグナルを受検する方法
マイシグナルの各検査は、以下の方法で受けられます。
- 提携している病院・クリニックで受診する
- 提携している薬局で検査キットを購入する
- 公式サイトで検査キットを購入する
検査の手順はシンプルなので、自宅でも不安なく進められます。
もし操作に不安がある場合は、提携クリニックや病院でスタッフのサポートを受けながら受検することも可能です。検査結果は、約1か月以内に自宅へ報告書としてお届けします。
マイシグナルでがんリスクを調べる3つのメリット
マイシグナルを受検するメリットは、以下の3つです。
- 自宅で手軽に受けられる
- がんリスクを早期段階から検出できる
- 複数部位のがんリスクをまとめてチェックできる
マイシグナルの特長を正しく理解し、自分にあっているか検討してみてください。
\すい臓がんもステージ1から/
尿でがんのリスク検査
「マイシグナル・スキャン」
尿のマイクロRNAを調べ、がんリスクをステージ1から判定。早期発見が難しいとされるすい臓がんをはじめ、日本のがん死亡総数の約8割を占める10種のがんリスク※を、⼀度でがん種別に調べます。
- ※ 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く
自宅で手軽に受けられる
マイシグナルの検査は自宅で受けられるので、日常生活のなかに気軽に取り入れられます。
検査方法は非常にシンプルで、専用のキットで採尿して送るだけ。
病院で長い待ち時間を過ごす必要がなく、内視鏡検査や採血などによる身体への負担もありません。
とくに、仕事や育児で忙しく、定期的にがん検診に行く余裕がない方におすすめです。
がんリスクを早期段階から検出できる
マイシグナルでは、以下の方法でがんリスクをステージ1から検出できます。
検査方法 | 測定物質 |
マイシグナル・スキャン | 尿中マイクロRNA |
マイシグナル・ライト | 尿中代謝物(ジアセチルスペルミン) |
がんは早期に見つかるほど治療の選択肢が広がり、予後も良くなることが知られています。
マイシグナル・スキャンでは、検査をきっかけに医療機関での精密検査につながり、ステージ0の肺がんを取り除くことができた事例も報告されています。
マイシグナルでがんリスクを知ることは、生活習慣の改善や、医療機関での追加検査につながる重要なきっかけとなるでしょう。
複数のがんリスクをまとめてチェックできる
従来の検診では、胃がんや大腸がんといった部位ごとに個別に検査を受ける必要があり、そのたびに費用や時間、身体的な負担がかかっていました。
その点マイシグナルなら、以下のように一度の検査で複数のがんリスクをまとめて調べられます。
検査方法 | 対象がん種 |
マイシグナル・スキャン | すい臓・胃・大腸・肺・乳房・卵巣・食道・腎臓・膀胱・前立腺 |
マイシグナル・ライト | 全身の様々ながん※1 |
さらに、マイシグナル・スキャンでは、対策型がん検診に含まれていないすい臓がん・卵巣がん・膀胱がん・前立腺がん・腎臓がんなどのリスクも検出可能です。
万が一リスクが高いと判定された場合でも、マイシグナル・スキャンならがん種ごとにリスクがわかるため、受診すべき診療科が明確になり、スムーズに次の行動につながります。
※1 がん種の特定はできません
【ケース別】マイシグナルのおすすめ検査プラン
マイシグナルのおすすめの検査プランについて、以下の3つをご紹介します。
- 忙しくてがん検診に行く余裕がない
- 家族にがんの既往歴がありリスクが気になる
- 自社で健康経営を推進したい
マイシグナルを自分に合った形で取り入れ、将来の健康リスクに備えましょう。
忙しくてがん検診に行く余裕がない
仕事や家事・育児に追われ、病院で検査を受ける時間がない方には、以下がおすすめです。
- マイシグナル・スキャン
- マイシグナル・ライト
尿を採取して送るだけでがんリスクを幅広く調べられるため、スケジュールを圧迫しません。
具体的にどの部位のリスクが高いかを知りたい場合は、マイシグナル・スキャンの活用がおすすめです。マイシグナル・ライトは、まずはがんリスクを気軽に調べてみたいという方に向いています。
家族にがんの既往歴がありリスクが気になる
家族ががんを経験しており、自身のがんリスクが気になる方には、以下の検査がおすすめです。
- マイシグナル・ナビ
- マイシグナル・スキャン
マイシグナル・ナビでどの部位ががんになりやすいかを把握しておけば、食生活の改善や禁煙など、今後に向けたがん対策をしやすくなります。
さらに、マイシグナル・スキャンを定期的に受けることで、現時点でのがんリスクを部位別にチェックでき、リスクが高い場合は早めに精密検査へとつなげられるでしょう。
マイシグナル・ナビとマイシグナル・スキャンをセットで購入する場合は、それぞれを単体で購入するよりもお得になり、79,100円から利用できます。※1
遺伝的な背景と現在のリスクを両方確認することで、より不安なく今後のがん予防の指針を立てられるでしょう。
※1定期便の価格です
自社で健康経営を推進したい
マイシグナルは、すでに一部の企業で福利厚生として導入されており、従業員の健康を支えるサービスとして活用されています。
なかでもとくに導入いただいているのが、10種類のがんリスク※1を部位別にステージ1から検出できる「マイシグナル・スキャン」です。
とくに、中堅・ベテラン層は年齢とともにがんのリスクが高まります。年1回を基本にマイシグナル・スキャンを受検し、がんリスクのある社員は連携クリニックで精密検査へ、という流れを整えると、健康経営としての実効性も高まるでしょう。
マイシグナルの導入は「全社員一律」「希望者」「一定年齢以上」など、会社の方針に合わせて設計可能です。
導入に関する資料請求をご希望の方は、こちらからお問い合わせください。
※1 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります
マイシグナルを正しく知って健康管理に役立てよう
マイシグナルはがんのリスクを検出し、その結果をきっかけに医療機関での精密検査や、生活習慣の見直しへとつなげるための検査です。
検査方法 | 特徴 |
マイシグナル・スキャン | 10種類のがんリスク※1をステージ1から検出 |
マイシグナル・ライト | 全身の様々ながんリスクを手軽に調べる※2 |
マイシグナル・チェック | がんの原因につながるDNAストレスを調べる |
マイシグナル・ナビ | 遺伝的になりやすいがんがわかる※3 |
精度は国際的に権威のある論文での研究発表によって裏付けられており、一度に複数のがんリスクを確認できる点は大きな価値といえます。
がんは誰にとっても身近な病気であり、早期発見することが何よりも重要です。
だからこそ、日常にマイシグナルを取り入れ、自分や大切な人の未来の不安を減らしてみませんか。
※1 女性は前立腺がんを除く9種、男性は乳がん・卵巣がんを除く8種が検査対象となります
※2 がん種の特定はできません
※3 医療行為として実施される遺伝子検査は含まれません
\すい臓がんもステージ1から/
尿でがんのリスク検査
「マイシグナル・スキャン」
尿のマイクロRNAを調べ、がんリスクをステージ1から判定。早期発見が難しいとされるすい臓がんをはじめ、日本のがん死亡総数の約8割を占める10種のがんリスク※を、⼀度でがん種別に調べます。
- ※ 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」(厚生労働省人口動態統計)、ただし造血器腫瘍を除く
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この記事の監修者

臨床検査技師 医療ライター
急性期病院で8年間臨床検査技師として勤務。
自身の臨床経験と確かなエビデンスを元に、医療メディアを中心として記事を執筆
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