活用事例

マイシグナル®医療機関導入事例【東京メディカルクリニック】- 尿検査で早期発見の可能性を広げる。画像診断で見つけにくいがんにもアプローチ

  • 公開日: 7/7/2025
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  • 最終更新日: 7/16/2025
    マイシグナル®医療機関導入事例【東京メディカルクリニック】- 尿検査で早期発見の可能性を広げる。画像診断で見つけにくいがんにもアプローチ

    医療法人社団健診会東京メディカルクリニック(東京都北区)は、「早期発見早期治療できる医療機関であること」を基本方針に掲げ、内科と画像診断センターを統合し、2012年に開院しました。MRIやCTなどの画像診断設備を完備しており、年間3万人以上の健康診断・人間ドックを受け入れる医療機関です。

    同院では早期発見のため、常に新しい検査の導入に積極的に取り組んでいます。2023年8月にはマイシグナル・スキャンを導入し、がん検査により多くの選択肢を加えています。

    今回は、東京メディカルクリニック事務長の橋本和大氏に、マイシグナル導入の背景や現場での活用方法についてお話を伺いました。

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    すい臓がんなど画像で見つけにくいがん種にも対応

    ──マイシグナル・スキャンを導入した背景について教えてください。

    橋本氏:スーパードクターが、がんを治す──。そんな時代もありましたが、今は多くの病院で、がんは早期に発見すればするほど治療の選択肢が広がります。当院は、MRIやCTなどの画像診断まで一貫して検査できる点が強みです。ただ、画像診断のみでは早期発見には限界があり、スクリーニングとしてのオプション検査も包括的に考えることが大切です。

    当院では、患者様の早期発見により寄与するため、血液や体液を採取して得た検体を解析するリキッドバイオプシーには、早期から着目していました。その中で、尿のマイクロRNAからがんリスクを検知できるマイシグナルを知りました。

    ──さまざまな検査がある中で、マイシグナルを選んだ理由は何でしょうか?

    橋本氏:マイシグナル・スキャンは、1回の採尿でがんの部位を特定できる点が大きな強みだと感じました。すい臓がんなど、画像診断だけでは早期発見が難しいがん種を検出できるのも魅力ですね。部位が特定できない場合、患者様に「がんかもしれない」と漠然とした不安を与えることになりかねません。あくまで早期発見のきっかけとしていただくため、この点は重視しました。

    また、当院にはCTとMRIがあり、マイシグナルでスクリーニングをした後、すぐに精密検査に移行できる体制が整っています。画像検査の前のスクリーニングとして活用する際、最も重要なのは感度の高さです。こうした面においても、マイシグナル・スキャンは理想的な検査だと考えています。

    180件以上の利用実績。クリニックのブランド価値向上にも貢献

    ──どのような患者様が検査を受けていますか?

    橋本氏:健診や人間ドックのオプションとして案内し、受診者の希望に応じて選択していただいています。これまでに180件以上の利用があり、オプション検査としては比較的選択されている部類に入ります。単価が高めの検査であるにもかかわらず一定以上の需要があり、がんの早期発見への関心が高いことを示していると思います。

    年齢層としては、40〜50代の男性が中心です。この年代は健診全体のボリュームゾーンでもあり、健康への意識が高まる時期でもあります。また、家族にがん患者がいる方や、「節目の年齢のためリスクを把握したい」という方からの需要も多いです。

    ──マイシグナルを導入して感じたメリットはありますか?

    橋本氏:経営面においては、単価の高い検査であることはもちろんですが、それ以上に当院のブランド価値向上に貢献していると感じています。マイシグナルを選ぶ患者様は健康に対する意識が高く、新しい検査技術に関心をお持ちです。そうした方々の満足度を高めることは、長期的な信頼関係の構築やQOL向上につながります。

    当院では画像診断の強みを活かした検査を提供してきましたが、それだけでは網羅できない部分をマイシグナルでカバーできるようになりました。今後も、がんや生活習慣病などの主要な健康課題に対して、幅広い検査ラインナップを揃えていくことは、患者様の満足度を高めるために重要だと考えています。

    早期発見の重要性をもっと発信していく

    ──今後の展望についてお聞かせください。

    橋本氏:検査を提供するだけでなく、早期発見の重要性を伝える発信にも力を入れていきたいと考えています。当院では、メルマガやLINEアカウントで約1万6000人のユーザーに向けて、生活習慣病や季節ごとの体調管理などについて伝えています。

    がんは2人に1人がかかると言われる時代ですが、早期発見できれば治る可能性が高まります。生活習慣病は進行すると戻らないことが多い一方、がんは早期発見・早期治療で完治できるケースが少なくありません。こうした情報を継続的に発信し、定期的にリスクチェックする習慣づくりを支援していければと思います。

    また、現在は40〜50代の検査ニーズが中心ですが、30代など若い世代への啓発も進めていきたいです。より早期からのリスク管理の重要性を伝えることが大切ですね。

    ──貴重なお話をありがとうございました。

    Interviewee
  • 事務長 橋本 和大様

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    • ※マイシグナルシリーズは医療機器ではありません。解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に代わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限りません。    
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