活用事例
マイシグナル®︎医療機関導入事例「清水橋クリニック」- 巡回健診も活用し、短期間で 70件以上の実績!
- 公開日: 12/19/2024
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- 最終更新日: 12/19/2024
1979年に横浜市港南区に開設された医療法人社団成澤会 清水橋クリニック。院内における施設健診のほか、健診車両3台で巡回健診も実施する健康診断に注力している医療機関です。検査当日だけではなく、その後の健康管理についても受診者をサポートすることを目指しています。
「新たに有用なオプション検査を受診者に提供し、健康寿命を考えるきっかけにしていただきたい」という想いから、2023年9月にマイシグナルを導入し、短期間で70件以上の検査申し込みを受け付けています。
今回は、清水橋クリニックでマイシグナルの導入、健診における運用に携わる鈴木ひとみ氏、柳沢淳一氏、鈴木恵介氏に、導入の経緯や今後の目標についてお話を伺いました。
部位ごとのがんリスクが特異的に分かる
──マイシグナルを導入したきっかけを教えてください。
鈴木恵介氏:当院では昨年頃からオプション検査の刷新に取り組んでおり、がんの早期発見につながるような検査を検討した結果、マイシグナルの導入を決めました。複数社の製品・サービスを比較する中で選んだ決め手としては、部位ごとのがんリスクが特異的に分かる点がありました。
──確かに、オプション検査で腫瘍マーカーを採用している医療機関からの問い合わせが少なくありません。新たなオプション検査を検討するニーズが強いのでしょうか。
鈴木ひとみ氏:卵巣や前立腺の腫瘍マーカーは、ある程度特異的にリスクを把握できると思います。ただ、基準値内でがんと診断される方はいますし、基準値を超えても見つからない方もたくさんいます。
腫瘍マーカーは本来、抗がん剤治療の経過を見ていく検査です。健診でがんを見つけるための検査ではありませんので、院長を中心に「新たに有用なオプションを提供したい」と検討していたところでした。
精度の高さ、簡単な検査オペレーションが導入を後押し
──がんリスクが特異的に分かる点が決め手ということでしたが、導入にあたって後押しとなった点は他にありましたか?
鈴木ひとみ氏:マイシグナルを導入するにあたって、事前に検査に関して丁寧にレクチャーいただきました。その際、検査の精度もステージ1からがんのリスクがわかるという点を知れたことはよかったかと思います。
柳沢淳一氏:巡回健診への導入に関しては、採尿するだけなので、現行のオペレーションを変えずにスムーズに導入できたかと思います。
鈴木ひとみ氏 マイシグナルを実際に運用開始する際は現場の担当者に配布できる検査マニュアルのほか、勉強会などのサポートも充実していましたので、困ることは少なかったです。受診者が見る結果レポートも、がん種ごとに分かれており、リスクが高い場合も次に何をすればよいかわかりやすく書かれていると感じます。
──実際にどういったお客様のご利用が多いのでしょうか。
柳沢淳一氏:40~60代の方や親族にがんの既往歴がある方がオプション検査として利用することが多いです。
パンフレットと動画で紹介し、巡回健診の現場でも浸透
──2023年9月からマイシグナルを導入され、短期間で70件以上のご利用があったと伺っています。マイシグナルを周知するために取り組んだことがあれば、教えてください。
鈴木恵介氏:施設健診では院内にパンフレットを置いているほか、待合室のモニターで紹介動画を流しています。動画はループで放映し続けているため、待っている間に1人当たり3回は見られるのではないかと思っています。
柳沢淳一氏:我々としては、既存のオプションと比べたときに値は張るものの、新たに有用な選択肢を受診者に提供し、健康寿命を考えるきっかけにしていただきたいという想いで導入しておりますので、クライアントへの検査のご案内にも力を入れました。神奈川県を中心に約1,800事業所で巡回健診を行う中で、マイシグナルの精度の高さを直接企業の担当者や受診者に丁寧に説明できるよう、気を配りました。
具体的には、事業所単位での導入に際して担当者の方と2ヶ月ほど前から話し合いを行います。ここでは特に、お電話や対面で直接接点を持って、ご説明することを意識しております。やりとりの中でオプション案内のパンフレットを共有して、まずは担当者に知ってもらうきっかけを作っています。また、マイシグナルについて事前に事業所内の掲示板などで告知いただくことで、受診者側が事前に調べて健診に来ることが多いです。健診当日、興味があれば受付で申し出るだけでオプションを追加できる体制で運用しています。
──最後に、マイシグナルの活用について、今後の展望を教えてください。
柳沢淳一氏:多くの受診者が腫瘍マーカーのオプションを選択されております。この検査ニーズを、マイシグナルへ切り替えていきたいという想いが強いですね。受診者にとって有益な検査を広めていきたいです。
──貴重なお話をありがとうございました。
この記事の監修者
水沼 未雅
博士(薬学)、薬剤師
京都大学薬学部卒業。東京大学大学院 薬学系研究科にて博士号(薬学)取得。アストラゼネカ株式会社のメディカルアフェアーズ部門にて、新製品の上市準備、メディカル戦略策定、研究企画、学術コミュニケーション等を経験後、Craifにて事業開発に従事。