活用事例
追加検査受け入れ医療機関事例【神宮前統合医療クリニック】 – 導入から半年間で約90件の申込。検査後のフォローもパッケージ化してご提案
- 公開日: 8/31/2026
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- 最終更新日: 9/1/2026

2024年4月に開院した神宮前統合医療クリニック(東京都渋谷区)は、西洋医療と東洋医療を融合させた完全紹介制・自費診療のクリニックです。特徴は、患者一人ひとりの体質を細かく解き明かし、それぞれ異なる「健康マップの現在地」を特定すること。65項目の血液検査を実施し、ライフスタイルや健康状態を包括的に評価することで、病気を予防するための診療を行っています。
予防医学に重点を置く同クリニックでは、がんの「早期発見」を目指し、開院直後からマイシグナルを導入。半年間で約90件の検査申し込みがありました。
今回は、神宮前統合医療クリニック院長の三輪桜⼦氏に、導入の経緯や今後の目標についてお話を伺いました。

がんの「早期発見パッケージ」として導入
──マイシグナルを導入したきっかけを教えてください。
三輪氏:当院の目標は、保険医療で対応しきれない「未病」にアプローチすることです。クリニック名に「統合」とあるように、西洋と東洋の医学を組み合わせ、一人ひとりにオーダーメイドで生活習慣の改善や治療を提案しています。
患者層は20〜50代と幅広く、男性が多いです。特に40代以降の男性にがん検査のニーズが高いことがわかりました。そのため、がんの「早期発見」のための検査パッケージを導入することに決めました。できる限り、ステージ1や2になる前にがんを発見し、次の治療につなげたいと考え、マイシグナルを検査項目の一つに選びました。
尿検査で7種類(現在は最大10種類)のがんリスクを個別に評価できるという点で、手軽さと費用対効果に優れていると感じました。検査キットとしての供給が安定しているほか、エビデンスの信頼性が高い点も決め手です。
──「早期発見」パッケージには、他の検査も組み合わせているのでしょうか。
三輪氏:はい、マイシグナルのほか、腫瘍マーカーや血液検査などを組み合わせたパッケージを展開しています。それぞれの検査には長所と短所があるため、総合的に判断する必要があります。
当院はオンラインヘルスケアサービスと提携しており、そこから来院される患者さんも多いです。診察時には、検査内容を説明したパンフレットや自作のスライド資料を使用しながら、詳しくご紹介しています。検査結果が基準を超え、精密検査や治療が必要と判断された場合は、信頼できる医療機関を紹介しています。
受診後の丁寧なフォローで差別化
──マイシグナル導入後、反響はいかがですか。
三輪氏:月に300〜400人の受診者がいる中で、半年間で約90件のパッケージ申し込みがあり、予想以上の反響です。当院では、検査後のフォローをパッケージに含めています。特に、マイシグナルのリスク評価やグラフの見方を、医師の立場からしっかりと説明し、治療方針を一緒に決めていきます。
導入後、患者さんから「ありがとうございました」というメールをいただくことが増えました。当初は「結果表の内容は説明しなくても理解できるのではないか」と思っていましたが、実際はフォロー込みで好意的な反応をいただけることがわかりました。
──検査後の経過観察やフォローについて、どのような点が重要と感じますか。
三輪氏:例えば、血液検査とマイシグナルの両方で大腸がんリスクが高いという結果が出た場合、すぐに紹介状を書き、大腸カメラの受診を勧めます。全ての検査を人間ドックで行うことも一案ですが、より迅速かつ的確に対応できるよう努めています。
また、低リスクの患者さんにもフォローを行います。結果表だけでは、細かい説明が見落とされることもあるので、グラフや個別の数値についても詳細に説明します。これが今後のセルフケアの指針になると信じています。当院の強みとして、このフォロー部分で他のクリニックと差をつけたいと考えています。
運用改善しつつ、新たながん種検知にも期待
──今後、検査体制についてはどのような運用を目指していますか。
三輪氏:オペレーションの部分を改善したいと思っています。事前の説明で尿検査があることを把握しきれていない方が多く、来院後に水を飲んで採尿するケースがあります。濃い尿の方が検査精度が高いため、キットを持ち帰って自宅で採尿していただき、郵送してもらう方式を検討しています。また、患者さんによりスムーズで快適な検査を受けていただけるよう、院内の検査体制の改善にも取り組んでいきたいです。
──最後に、マイシグナルの活用について、今後の展望を教えてください。
三輪氏:検査対象となるがん種が増えることを期待しています。当院には、がんの既往歴がある方や治療中の方もいらっしゃいます。特に、前立腺がんのPSAの値が高く、診察を希望される患者様が多いです。こうしたケースにも対応できると、さらにきめ細やかなアドバイスが可能となるでしょう。また、SNP(スニップ、一塩基多型)検査などの導入も検討しています。
──貴重なお話をありがとうございました。

院長 三輪 桜子様
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この記事の監修者

博士(薬学)、薬剤師
京都大学薬学部卒業。東京大学大学院 薬学系研究科にて博士号(薬学)取得。アストラゼネカ株式会社のメディカルアフェアーズ部門にて、新製品の上市準備、メディカル戦略策定、研究企画、学術コミュニケーション等を経験後、Craifにて事業開発に従事。
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